ひんしつこうじょう 2011/04/28

品質向上というイベントがあります。ちょっとした規模の開発では常識なイベントなのでしょうか。
この品向イベントが発生すると、それまでの作業を止めて《一丸》となって品質向上活動に作業員は参加します。

このイベントは、ばらつきがでている品質をならす(整地)ってのが目的なようで、品向で下にぶれている品質をボトムアップしていくわけです。決して開発しているものが最高品に変わるわけではないです。あくまでもボトムアップ。

ドキュメントなら書き方を統一とかするし、ソースコードならバグではないけど、処理の記述の仕方を統一していくわけですが、ソースコードの場合ですと、積み重ねたテスト工程がパーになってしまう可能性があります。

開発の後半ですと、バグがでると同件見直し(調査)を行って、あとでまとめて品質向上というのもあります。
もちろん修正したらはじめに作成されたCL(チェックリスト)の消化を行います。積み上げた品質を守るのも大変ですね。

この品向イベントを何度もおこなうことで、品質が向上(ボトムアップ)するわけですが、ミソなのは、このイベントが発生している間は、それまでの流れを止めることかなと。

しかし、このイベントは決して心が躍る楽しいものではないです。たいてい、《前任者を呪い》ながら、もしくは《過去の自分の過ちを呪い》ながら、行うことになるのでしょう。

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